「改正宅建業法や安心R住宅制度にも対応!
住宅履歴情報の説明会と講習会を開催しています」
(一社)住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会


今月号のコラムは、(一社)住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会の事務局に寄稿していただいた「改正宅建業法や安心R住宅制度にも対応!住宅履歴情報の説明会と講習会を開催しています」です。

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私ども一般社団法人住宅履歴情報蓄積・活用推進協議会は、住宅履歴情報「いえかるて」の蓄積・活用支援を行う住宅履歴情報サービス機関等が会員の一般社団法人です。「全住協いえかるて」を推進いただている全住協様も当会の会員様です。
当会では、住宅履歴情報サービスの公正かつ適正な実施を図るとともに、住宅履歴情報の蓄積・活用の普及等を行うことにより、社会資産としての住宅の適切な維持管理及び既存住宅の適正な流通の実現に寄与し、国民の豊かな住生活の実現に貢献していくことを目的として活動しています。
今回はその中で2つの活動をご紹介します。全住協の皆様には、ぜひ、今後、活用の機会が増える住宅履歴情報に関する最新情報の収集にお役立て頂きたいと思います。

1. 「改正宅建法」「安心R住宅」に対応する「いえかるて」の説明

既存住宅の流通促進に向けて昨年4月より、改正宅建法と安心R住宅制度がスタートしました。いずれの制度においても、行政の交付書類や適切な設計図書など適切に蓄積された住宅履歴情報があれば確認できる事項が少なくありません。国の住生活基本計画にも住宅履歴情報等を活用した消費者への情報提供の充実について明記されており、住宅履歴情報を活用する機会は、今後、ますます拡大していくと考えられます。
こうした状況を受け、主に宅建事業者様を対象に「いえかるて」の仕組みやメリットをご理解いただくため、国土交通省の補助事業として安心R住宅制度の登録事業者様と連携して、昨年度より「いえかるて」説明会を開催しています。
「いえかるて」説明会の内容は、以下の通りです。

・「いえかるて」の仕組みとメリット
・「安心R住宅制度」の申請・登録方法と住宅履歴情報の活用方法
・住宅履歴情報を活用した不動産ビジネスと成功事例

本年度(令和元年度)の説明会は東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、新潟、広島の8カ所での開催を予定しています。

2.  住宅関連事業者向け「住宅履歴講習会」

将来にわたる適正な住宅流通市場を形成するにおいて重要な役割を果たす住宅履歴情報の適切な管理及び蓄積情報の質の向上を目的に、住宅履歴講習会を開催しています。
住宅履歴情報の整備が打ち出された「長期優良住宅の普及に関する基本的な方針」の制定から10年が経ち、これから住宅履歴情報の利活用が本格化すると考えられます。
そこで、当会では、住宅履歴情報に関して、蓄積する項目や国の制度との関連などの基本知識から活用の事例までを体系的に住宅関連事業者にご理解いただく場として住宅履歴講習会をスタートしました。
本年度も積極的に開催してまいりますので、以下の方はぜひ、ご受講ください。

・住宅履歴情報を有効に活用するには、どのような情報の蓄積が必要かを学びたい
・要望があれば蓄積している状況だが、今後の取組みはどうするか検討するに際し、国の制度との関連や活用事例を知りたい
・住宅履歴情報の普及はどこまで進んでいるのか現状を知りたい
・業界団体や同業者グループで住宅履歴情報の勉強会を開催するので情報収集をしたいなど。

なお、講習会終了後に修了証を発行し、当会のホームページにて修了者を掲載いたします。

「いえかるて」説明会と住宅履歴講習会の開催日時、開催場所等は下記の当会ホームページにてご案内しております。ご確認の上、ぜひ、ご参加ください。(現在、募集はしておりません。)
http://www.iekarute.or.jp/event-1

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「いえかるて」説明会 2018年12月実施(札幌会場)