令和5年7月14日

中央建設工事紛争審査会では、毎年、各都道府県審査会も含めた全国の処理状況について調査しており、 昨年度の処理状況をまとめましたので、国民の皆様にも広く活動状況をお知らせします。

建設工事紛争審査会は、建設工事の請負契約に関する紛争を裁判によらずに簡易・迅速・妥当に解
決するために、建設業法に基づいて国土交通省及び各都道府県に設置されている裁判外紛争処理機関
です。詳細については国土交通省のホームページを参照して下さい。

URL  https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_mn1_000101.html

１．全国（中央＋都道府県）の紛争処理状況

（１）令和４年度の全国の紛争処理状況については、申請件数は１０１件（前年度比２１件減）で
した。前年度からの繰越件数が１１６件であったところ、令和４年度の終了件数は１１３件であ
ったため、差し引きの結果、次年度繰越件数は１０４件となっています。（第１表、第３表参照）

（２）全国の申請件数１０１件を当事者類型別にみると、個人発注者から請負人への請求が最も多
く２８件となっています。紛争類型別では、工事瑕疵と工事代金の争いが最も多く、それぞれ３
４件となっています。（第２表（１）、（３）参照）

２．中央の紛争処理状況

（１）令和４年度の中央の紛争処理状況については、申請件数は３０件（前年度比５件減）でした。
前年度からの繰越件数が３７件であったところ、令和４年度の終了件数は３５件であったため、
差し引きの結果、次年度繰越件数は３２件となっています。（第１表、第３表参照）

（２）中央の申請件数３０件を当事者類型別にみると、下請負人から元請負人への請求が最も多く
１１件となっています。紛争類型別では、下請代金の争いが最も多く１０件となっています。（第
２表（１）、（３）参照）

その他、詳細は添付資料のとおりです。