健康応援日記

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【秋に起こりやすい体調不良「寒暖差疲労」にご用心!】

10月に入っても気温30℃近くになる地域が多く、今年の残暑は随分と長い印象でした。
暑さがおさまると心配なのが、季節の変わり目の体調不良。原因と対策を知り、せっかくの気持ちのいい季節をイキイキと過ごしましょう。



■「季節の変わり目」に体調を崩しやすいのはなぜ?

なぜか頭痛や肩こりを感じる、食欲があまりない、一日中だるい……。この時期、こういった体調不良の大きな原因のひとつとして挙げられるのが「寒暖差疲労」です。

寒暖差疲労とは、気温の変化に体がついていけず、体温調整のために自律神経が過剰に働いて疲れがたまってしまうこと。自律神経の乱れは肉体面での不調だけでなく、イライラしたり落ち込んだりと、精神面での不調も引き起こします。
気温が急激に変化しやすい時期だけでなく、暖房の効いた部屋から気温の低い屋外へ移動する場合なども注意が必要です。


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■寒暖差疲労をためないための対策

〈温度変化を少なくする〉
体温調整のために自律神経が働きすぎてしまうのを抑えるため、体が感じる温度差を小さくする工夫をしましょう。環境省では冬場の室内を20度程度に保って快適に過ごすことを推奨していますが、寒暖差疲労は温度差が5~7℃を超える環境で起こりやすいと言われていますので、上着や羽織などで温度差を調整するのがおすすめです。

〈適度な運動を心がける〉
自律神経を正常に働きにくくする一因と言われる運動不足。自分に合った運動で基礎代謝を上げ、疲れにくい体づくりを目指しましょう。一気に体を動かすのではなく、少しずつでも無理なく続けられる運動を見つけることがポイントです。

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〈食事で免疫力を高める〉
毎日の食事は免疫力を高めることができるビッグチャンス!おすすめは、さまざまな栄養を一度に摂ることができる鍋料理。栄養価が高く、より美味しくいただける旬の食材を取り入れてみましょう。特に鍋料理に使われることの多いネギや生姜には、体を温める効果があると言われています。

〈湯船に浸かる〉
入浴は、温熱・浮力・水圧により、血行促進や自律神経のバランスを整えるなど、さまざまな効果が得られます。忙しい日などもできるだけシャワーで済ませず、38~40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにしましょう。

大切なことは生活習慣を整えること。日中の活動の疲れを翌日に残さないために、寝る直前のテレビやスマホ操作などを控え、良質な睡眠を心がけることも有効です。心身のバランスを整え、寒暖差疲労に負けない体を目指しましょう。



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