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パレステージ片瀬江ノ島

日神不動産(株)

中高層分譲住宅部門 (中規模)PDFダウンロード

小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅徒歩4分、海水浴場まで直線距離 180m に位置する不可分一体及び等価交換を含めたプロジェクトで、1K ~ 3LDK の9タイプを幅広い層に向けアピールした企画である。共用部の1階にはサーフボード置場や多目的シャワースペースを、屋上には周辺環境と周辺住民への配慮として災害時には約 450 人が収容できる「スカイテラス」を設けたほか、藤沢市と「津波避難ビルとしての使用に関する協定書」を締結している。

事業コンセプト

本物件は、以前は老舗旅館及び某電鉄関連会社所有駐車場のあった場所でした。「片瀬江ノ島」駅より徒歩4分、海水浴場まで直線距離180m に位置していることもあり、この好条件を活かし幅広い層に向けアピールすべく、間取りを1K(30.35㎡)~3LDK(69.46㎡)の9タイプを計画しました
事業コンセプトは「地域貢献及び地域活性化」です。片瀬江ノ島駅の建替えや、2020年のオリンピックでセーリング競技が江の島で行われることもあり、将来的に多くの人の流れが予想される中、本物件の建設を通してさらなる賑わいや地域の魅力発信に貢献し、マンション全体そして地域価値の向上を目指しました。
取組みとしては、豊かな自然環境が体感できるよう、南北に長い敷地形状を活かして建物の間口を広く取り、採光・通風・眺望を確保する配置計画としています。また、オーシャンビューの住戸は専有面積を大きくし、ほかとの差別化を図った設計としました。また江の島エリアならではの多様なライフスタイルを想定し、1階には充実した共用施設や設備を効率良く配置し、さらに藤沢市と協定を締結し、津波等の災害時一般開放される「スカイテラス」も計画しました。

商品企画

「江の島と暮らす」をデザインコンセプトに、好条件の立地を最大限に活用し、住まい手の多様なホビーライフに配慮した計画としました。
外観は海辺の街の風景に調和するようホワイトをベースに、江の島の海を連想させるマリンブルーをポイントカラーとしています。東側バルコニーのガラス手摺は、乳白色とブルーのガラスを交互に配置しリズミカルに、2階の躯体手摺は木調の白いタイルで爽やかな印象にデザインしました。
間取りは、美しい景色が堪能できるよう開口を大きく設けました。また大空間に可変可能なプランニングと、開放感あるオープンキッチンを基調としています。一部のタイプにはアウトドア用品が収納できる「DOMA納戸」を設けており、床は汚れに配慮しグレーのタイルを使用、打放し風のクロスや木目調の可動棚でインテリア空間としてもデザイン性の高い仕上げとしました。またコンクリートスラブには室内に小梁が出ず、吸音性と軽量化を両立した「球体ボイドスラブ工法」を部分的に採用しました。
共用部は1階にサーフボード置場と、マリンスポーツ後に利用できる多目的シャワースペースを設けました。また集会室には60インチモニター・最新音響機器を完備し、リゾート感のある空間で本格的なサウンドと映像が楽しめるよう計画しました。屋上は「スカイテラス」となっており、富士山や夏には間近で花火を贅沢に見渡せます。

事業成果

販売開始から約5か月間での完売となりました。販売開始時期は、江の島エリアらしさを最大限アピールできる夏の7月からとし、冬になる前の年内完売を目指す販売戦略を練り、予定どおり年内に完売することができました。
販売内容においても、反響来場に対する歩留まりが16.2%であり、当初の企画どおり、ターゲット層を幅広くしていたため、実際に住む方、休日に海を利用するためのセカンドハウスとして利用をする方、この好立地を好み賃貸に出すために購入される方など多様な利用が見込まれ、各間取りの売れ方に偏りがなく完売することができました。特にオーシャンビュー住戸及び1K~1DK住戸の需要が多い結果となりました。
この結果は、マーケティングリサーチ及び「地域貢献及び地域活性化」をコンセプトとしたマンション建築の成果といえます。

 

物件概要

事業主名 日神不動産株式会社
現場住所 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-14-3
企画設計 株式会社セット設計事務所
施工者名 多田建設株式会社 第一事業本部
工事竣工 平成30年3月12日

規模概要

敷地面積 1,007.62m²
延床面積 2,969.81m²
住戸面積 30.35~69.46m²
構造規模 RC造地上9階建
住戸総数 44戸

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