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2025年度の発売戸数は首都圏2.6%減、近畿圏8.2%増~不動産経済研、3月と2025年度の新築マンション市場

 不動産経済研究所は、2026年3月及び2025年度(2025年4月~2026年3月)の「首都圏・近畿圏の新築分譲マンション市場動向」をまとめた。

【首都圏、2026年3月】
 首都圏(1都3県・5エリア=東京都[東京23区、東京都下]、神奈川県、埼玉県、千葉県)の発売戸数は1425戸で、前年同月(2210戸)比35.5%減と3か月ぶりの減少となった。1~3月の累計は3815戸となり、前年同期の4118戸と比べ7.4%減少している。3月の発売は126物件・1425戸と、発売物件数では前年同月の125物件を1物件上回った。そのうち初回売出し物件(単発物件[期分けをしないで全戸売り出した物件]を含む)は19物件・441戸で、前年同月の23物件・1024戸と比較すると物件数は4物件、戸数は583戸下回っている。発売戸数をエリア別にみると、東京23区594戸(前年同月比44.6%減)、東京都下226戸(同2.6%減)、神奈川県359戸(同増減なし)、埼玉県130戸(同69.7%減)、千葉県116戸(同1.7%減)。神奈川県が前年同月と同数、その他のエリアは減少となり、東京23区は4割減、埼玉県も6割減と大幅に落ち込んだ。新規発売に対する契約戸数は919戸で、初月契約率は64.5%。前年同月比の76.2%を11.7ポイント(P)下回り、2か月ぶりに70%を下回った。エリア別では、東京23区58.6%、東京都下65.9%、神奈川県68.8%、埼玉県63.1%、千葉県80.2%。千葉県が80%台と高い契約率を示し、東京23区は50%台、東京都下、神奈川県、埼玉県は60%台となった。平均価格は1億413万円で、前年同月(1億485万円)比72万円(0.7%)の下落。m2単価は159.7万円で、同(158.9万円)比0.8万円(0.5%)の上昇となった。平均価格は11か月ぶりの下落、m2単価は11か月連続の上昇となっている。エリア別では東京都下以外のエリアが平均価格、m2単価共に上昇している。専有面積は65.21m2で、前年同月比1.2%の縮小。即日完売物件はゼロ、フラット35登録物件戸数は1163戸(シェア81.6%)。3月末時点の在庫は6409戸で、前月末の6506戸に比べ97戸減少した。4月の発売は1000戸前後を見込んでいる。

【首都圏、2025年度】
 発売戸数は前年度(2万2239戸)比2.6%減の2万1659戸と、年度としては4年連続の減少となった。エリア別の内訳は、東京23区7708戸(前年度比6.8%減)、東京都下2798戸(同40.4%増)、神奈川県4997戸(同9.0%増)、埼玉県2939戸(同14.2%減)、千葉県3217戸(同18.8%減)。東京都下が4割増、神奈川県も増加した一方、埼玉県と千葉県は2桁減、東京23区も減少した。初月契約率の平均は62.9%と、前年度(66.8%)比では3.9Pダウンし、3年連続で70%を下回った。平均価格は9383万円で、前年度の8135万円に比べ1248万円、15.3%の上昇、m2単価は141.9万円で、前年度(123.0万円)比18.9万円、15.4%の上昇となった。平均価格は5年連続の上昇、m2単価は14年連続の上昇となり、共に最高値を更新している。

【近畿圏、2026年3月】
 近畿圏(2府4県・9エリア=大阪府[大阪市部、大阪府下]、兵庫県[神戸市部、兵庫県下]、京都府[京都市部、京都府下]、滋賀県、奈良県、和歌山県)の発売戸数は、前年同月比24.3%増の1975戸となり、2か月ぶりに前年実績を上回った。発売戸数をエリア別にみると、大阪市部804戸(前年同月比187.1%増)、大阪府下515戸(同4.5%減)、神戸市部147戸(同194.0%増)、兵庫県下214戸(同43.8%減)、京都市部272戸(同6.8%減)、京都府下1戸(同75.0%減)、奈良県6戸(同45.5%減)、滋賀県16戸(同50.0%減)、和歌山県0戸(前年同月0戸)。初月契約率は前年同月比3.8Pダウンの74.9%と、4か月連続で好調ラインの70%を上回った。平均価格は同13.5%下落の4759万円。m2単価は同3.9%上昇の98.5万円。平均価格は3か月ぶりのダウン、m2単価は6か月連続のアップとなった。m2単価は3月としては調査開始(1973年)以降の最高値を更新。3月末時点の販売在庫は3308戸で、前月末比61戸増加、前年同月末比711戸増加。4月の発売は1300戸程度となる見通し。

【近畿圏、2025年度】
 発売戸数は前年度(1万5711戸)比8.2%増の1万7002戸となり、年度としては4年ぶりの増加となった。エリア別では、大阪市部5949戸(前年度比27.3%増)、大阪府下3341戸(同9.9%減)、神戸市部1651戸(同26.8%減)、兵庫県下2350戸(同12.6%増)、京都市部2306戸(同17.7%増)、京都府下155戸(同14.8%増)、奈良県328戸(同91.8%増)、滋賀県853戸(同39.6%増)、和歌山県69戸(同37.8%減)。大阪府下、神戸市部が減少の一方、大阪市部、兵庫県下、京都市部で2桁増加となった。初月契約率の平均は前年度比2.2Pダウンの72.4%と、16年連続の70%台。平均価格は同7.0%上昇の5418万円。m2単価は同7.9%上昇の96.5万円。平均価格は6年連続上昇。m2単価は13年連続の上昇となり、1973年の調査開始以降の最高値を5年連続で更新した。

〔URL〕https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/672/tIh1a6w1.pdf (首都圏、3月)
〔URL〕https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/670/2643ps.pdf (首都圏、2025年度)
〔URL〕https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/671/NIh1a6w2.pdf (近畿圏、3月)
〔URL〕https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/669/2643pk.pdf (近畿圏、2025年度)

【問合先】調査部 03―3225―5301