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明海大学がインターンシップ報告会を開催

 当協会は明海大学との「不動産学」の教育・研究に関する協定の一環として、会員企業のご協力のもと、インターンシップの受入れを積極的に行っており、去る10月20日と22日に同大学にてこの夏に実施されたインターンシップの報告会が開催された。

 明海大学では、学生が実際の職業実務に触れることを通じて高い職業意識を身につけるとともに、自分の適性に合った職業について考える機会を提供することを目的として、1994年からインターンシップ事業を行っている。2012年春季からは不動産学部が実施主体となって学生を派遣するインターンシップを新設し、不動産学部生の職業観育成並びに派遣後の就学への意欲のさらなる強化を目指し、春季は2月~3月、夏季は8月~9月に実施している。

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▲報告会に参加した学生の皆さん

 今夏のインターンシップでは、15社に18名が派遣され、うち全住協では会員7社が9名の学生を受け入れた。報告会は18名全員が出席し、一人ずつインターンシップに参加した理由、実際に経験した内容等について報告し、その都度指導教員と質疑応答を行う形式で進められた。
 当協会会員企業へのインターンシップに参加した学生の報告(要約)は以下のとおり。

・アポ無しの業者訪問を多く経験し、「伝える力」の重要性を感じた。実際に不動産業に携わることができ良い経験になった。(3年生男子)

・レインズを使用したり、お客様の物件案内の補助など営業的なこともさせていただいた。社員の方がのびのび仕事をしているのが印象的だった。就職活動の際には、社風なども選択肢の一つに考えたい。(3年生男子)

・商品となる物件の見学や事務作業の補助なども経験した。社会人になってからはもっと自主性を持ち、責任を持って仕事に取り組んでいきたい。(3年生女子)

・自社管理物件の設備見学など、大学ではできない貴重な経験ができた。最終日には他大学の学生も交え模擬理事会を行い、管理物件の課題など自分なりに考えて社員の方の前で発表した。「分かりやすく伝える力」をもっと磨きたい。(3年生男子)

・「 自社の強みを端的に表現する」をテーマに、会社の工場や施設、モデルハウスなどを見学し、最後に役員や社員の方の前で発表して意見をいただいた。今後は様々な業界や企業のインターンシップに参加し、見識を深めたい。(3年生男子)

・各部署の見学や支店会議にも参加させてもらい、会議の流れの早さに驚いた。営業は派手なイメージを持っていたが、物件の確認作業など地道な事前準備が大切であると学んだ。(3年生男子)

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▲質疑応答の様子

 最後に、担当の本間准教授は「インターンシップは、大学の授業では学べない『実社会からの学び』を大きなねらいとしており、この数か月間で皆さんの顔つきが変わったように感じる。これからの就職活動にもぜひ役立ててほしい」と締めくくった。