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第4回定時総会を開催

 当協会は、6月7日(火)にホテルニューオータニ「麗の間」において「第4回定時総会」を開催した。
 総会では、委任状を含め350社の出席があり、「第1号議案 平成27年度事業報告及び決算承認の件」「第2号議案 役員補選の件」を全会一致で承認し、「平成28年度事業計画及び予算の件」の報告を行った。
 この後、優良事業表彰、優秀社員表彰を行い、神山会長から表彰状と記念品が授与された。
 引き続き行われた懇親パーティーでは神山会長の挨拶の後、石井国土交通大臣、菅内閣官房長官など多数の来賓の方々から祝辞をいただいた。(以下に神山会長挨拶並びに石井国土交通大臣祝辞要旨を掲載。)懇親パーティーには当協会会員のほか、国会議員、官公庁・友好団体関係者など1,000名を超える出席があった。

定時総会
▲第4回定時総会


[神山会長挨拶]
 本日は石井国土交通大臣を始め、国会の先生方、国土交通省の幹部の皆様、友好団体の皆様に沢山ご出席いただきました。心から御礼申し上げます。
 まず、熊本地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。そして、会員の皆様から沢山のご寄付をいただきました。おかげさまで3000万円強の義援金を日本赤十字社熊本県支部に送らせていただきました。本当にありがとうございました。
 本日、自民党無電柱化小委員会委員長の小池百合子先生がお見えですが、電柱の地中化の推進につきましても会員の皆様から34,000名余りの署名をいただきました。何とか法律の早期成立を実現してもらいたかったわけですが、残念ながら今国会では間に合いませんでした。引き続き、ご配慮いただきたいと思います。私達としてはできる限りのご協力を申し上げたいと思っております。
 次に消費税の問題ですが、税率引上げが2年半先送りになりました。不動産取得税は50m2以上240m2以下の戸建・マンションについては実際にはかかっていません。ただ税制があるというだけで、徴収する側からすれば税収ゼロです。自動車の取得税が廃止の方向に向かっている現時点では、住宅の消費税もどうあるべきか再考していただく時期なのだろうと思います。これがもし、固定資産税は別にしても不動産取得税がなくなるということであれば、実際には徴収されていない税金ですが、アナウンス効果が大変大きいのではないかと思われます。
 次に空き家の問題、中古住宅の問題ですが、我々の業界としては大きい問題になっています。空き家数は820~900万戸といわれていますが、現実に再利用できる空き家がどれだけあるか、おおざっぱな数字では約1割ほどではないでしょうか。この空き家をリフォームして流通の経路に乗せられる物件であれば良いわけですが、リフォームをしても流通は無理だという住宅がほとんどです。そうすると結局は取り壊して新築することになります。そう考えると中古住宅の数は余り多くないだろうと思います。いずれにしても中古住宅の流通は大事な問題ですので、一日も早く消費者に対してインスペクションの重要性について周知徹底を図る必要があると思います。
 かなり前の話ですが、アメリカで友人が築十数年の中古住宅を購入しました。その住宅の隣には新築住宅が売り出されていて、そちらの方が安いのです。中古住宅の方が前に住んでいた人がかなり手直しをしているはずだから購入したという話を聞きまして、若干のカルチャーショックを受けました。どれだけ自分の住宅に対して投資をするか、これが大きな問題であろうと思います。「中古住宅だから良い」という考え方と「仕方なく中古住宅」というのでは大きな違いがあると思います。このあたりを消費者の皆様にご理解をいただく必要があるだろうと、そんなことを考えさせられる出来事でした。
 最後に、提案を申し上げたいと思います。いま、少子化や保育所の待機児童が大きな課題になっています。小泉政権時代に米百俵という言葉がありましたが、将来の子供達に対する投資という言葉だろうと思います。今、その投資をする対象が減ってきているわけです。聞くところによれば、現在無認可の保育園が多いものの、そこに補助金等なんら手が差しのべられておらず、認可園に入ることもなかなか難しいそうです。例えば、大規模開発をするマンション・団地については保育所の付置義務が課せられるということであれば、業界の人間としては協力しなければならない事案だろうと思われます。今後ぜひご検討いただければと思います。
 いずれにしましても、今後も色々な提言を申し上げたいと思います。皆様のご協力をもって少しでも消費者のためになるように、そして協会が発展させていただきますようにお願い申し上げまして、挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。


石井国土交通大臣
▲石井国土交通大臣

菅内閣官房長官
▲菅内閣官房長官


[石井国土交通大臣祝辞]
 本日、全国住宅産業協会の平成28年度定時総会が無事終了されたことをお慶び申し上げます。神山会長を始め、協会の皆様には平素から国土交通行政、特に住宅建築行政にご理解ご支援いただきまして厚く御礼申し上げます。
 さて、住宅の市場動向は本年4月の住宅着工が82,000戸と4か月連続増加になりましたが、住宅市場に決定的な影響を及ぼす消費税引上げが来年4月から2年半延期になりましたので、私どもとしては引き続き住宅市場動向を注意深く見守って行きたいと思っております。

懇親パーティー
▲懇親パーティー

 また、消費税引上げとセットで住宅ローン減税拡充措置の延長、すまい給付金拡充、住宅取得資金に係る贈与税の非課税措置の拡充ということが予定されておりましたので、これをどう扱っていくかということについては与党の先生方ともよく相談いたしまして必要な対応を検討していきたいと思っております。
 さて、本年3月に住生活基本計画の改訂版を閣議決定しましたが、神山会長には社会資本整備審議会の委員としてご参画いただき、若者世代や子育て世代への支援、空き家問題への対応、豊かなコミュニティの形成といった大変貴重なご提言をいただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。この結果、計画を実行するために先の通常国会におきましては宅建業法の改正と都市再生法の改正案を提出しまして成立させることができました。宅建業法におきましてはインスペクションを本格的に法律に位置づけまして既存住宅の流通を促していきたいと思っています。また、都市再生法の改正に基づきまして都市の国際競争力の強化や住宅団地の再生といったことに取り組んでまいりたいと思います。
 先ほど神山会長がおっしゃっていた無電柱化の議員立法は、残念ながら内閣提出法案の都市再生法が会期末の6月1日に成立するという、ぎりぎりの状況でしたので、残念ながら成立には至りませんでした。次の国会ではぜひと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
 国土交通省といたしましては、様々な施策を実施することにより国民の皆様お一人おひとりが豊かさを実感できる、安全で快適な住生活の実現に向けてより一層努力してまいりたいと存じますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
 結びに、協会のますますのご発展、そして会員各社のご繁栄を祈念申し上げましてご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

[優良事業表彰]
〈戸建分譲住宅部門(中規模)〉
 「ヘリオスタウン柏・大津ケ丘」(広島建設(株))
〈戸建分譲住宅部門(小規模)〉
 「リストガーデン オーレリアン深沢」(リスト(株))
〈中高層分譲住宅部門(中規模)〉
 「ウィルローズ日本橋蛎殻町」((株)グローバル・エルシード)
 「デュオヒルズ草加神明」((株)フージャースコーポレーション)
〈中高層分譲住宅部門(小規模)〉
 「アジールコフレ新中野」((株)アーバネットコーポレーション)
 「グラディス東京イースト」((株)マリモ・(株)アスコット)
〈戸建注文住宅部門〉
 「KEIAIカーザ O様邸」(ケイアイスター不動産(株))
〈企画・開発部門〉
 「AXAS 大森西 ASYLCOURT」((株)アーバネットコーポレーション)
 「モダ・ビエント中板橋プラシア」((株)フィンチ)

優良事業表彰
▲優良事業表彰

〔優秀社員表彰〕(敬称略)
(株)東栄住宅  檜垣 主圭、山本 一樹
日神管財(株)  松林 伸彦
日神不動産(株)  村松 和幸
(株)ニッテイホールディングス  岡本 ゆい、平川 皓将
(株)ニッテイライフ  田中 厚行、北原 鮎美
東日本住宅(株)  岡田 富浩、千田 哲也