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パームスコート三鷹アダージョ

トーセイ(株)

戸建分譲住宅部門

各住戸の植栽を道路側に配置し、行き止まりの位置指定道路を魅力あるコミュニティー空間に仕上げている。外観は全体的な統一感を持たせながら、ポイントを絞って各住戸に特徴を持たせており、内部も LD を2階に配置するなど日照を確保するための配慮が見られる。マンション供給エリアにおける希少な戸建物件として評判となり、販売は順調に推移し完売となった。

事業コンセプト

本物件は、同エリア内て3物件の土地を購入し、物件特性に合わせ分譲マンション2棟とともに開発を行い、3物件を交響曲に喩え「シンフォニー・プロジェクト」と名付け事業化したものである。本物件のテールネームである「アダージョ」とは音楽の速度記号で「ゆっくりと」という意味であり、寛ぎのある邸をイメージした。街並みは、三鷹市という住環境に恵まれた立地、閑静な周辺環境に調和するよう配慮した。一棟として同じ外観が無い中、全体として統一感のある街並みになったと自負している。建物はエコ設備を採用することで、環境に優しく、購入者にも経済的メリットがあるものとした。プランニングにおいては、多様な顧客ニーズに応えられるよう、全戸異なるプランとした。本件の事業化にあたり、大手財閥系の商品や戸建ビルダーの商品の研究を重ね、ニーズに合致した商品を提供できたものと考えている。結果として、順調に販売が進捗し、今後、当社にて戸建分譲をより一層展開していく上での起点物件となった。

商品企画

外観は、材料、色調を変えることにより、一棟として同じ外観が無いものとした一方、街並みの統一感、周辺環境との調和を意識し、マテリアルの選定を行った。外構は、オープン外構にすることで、街並み全体が花や緑を享受できるよう配慮した。シンボルツリーのハナミズキを各住戸に植え、春には白とピンの花が咲き、季節を奏でる。駐車場は、石貼りに幾何学的にタマリュウの緑が映えるよう配置し、デザイン性向上に努めた。共有となる位置指定道路は、前面市道からの連続性を意識したインターロッキング舗装とし、周辺環境との一体化を意識した。プランニングにおいては、全戸小屋裏収納付として収納力を高め、日照条件を勘案し、敢えて2階LDとしたプランなど、豊富なプラン数で顧客の多様なニーズに応えた。

事業成果

本物件は、建物竣工直後から引き合いが強く、順調に販売が進捗した。特に、位置指定道路に面した9つの区画は、総額5千万円台後半から6千万円台中盤での供給となり、マーケットに適合した。周辺の建売物件と比較すると決して価格が安いとは言えないものの住宅設備の使い勝手、仕様のグレード感、統一感のある美しい街並みにこだわった結果、周辺物件との差別化が図ることができ順調な販売進捗につながったと考える。当社としては、既存の街並みとの結界性と連続性が調和した空間形成と、街並みとしての一体感を持ちながらも 一棟一棟異なる外観、間取りの個性が高く評価された結果ととらえている。

物件概要

事業主名 トーセイ株式会社
現場住所 東京都三鷹市下連雀9-5-57他
企画設計 東武建設株式会社
施工者名 東武建設株式会社
工事竣工 平成23年5月23日他

規模概要

敷地面積 90.19~119.09m²(平均 110.32m²)
延床面積 93.57~113.20m²(平均 103.42m²)
構造規模 木造(枠組壁工法)地上2階
住戸総数 10 区画

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