JR「大森」駅と京浜急行本線「大森海岸」駅の2駅2路線が利用でき、都心や横浜方面へのアクセスの良さや、周囲の生活利便性に優れた点に加え、前面に緑豊かな公園を望める、とても恵まれた住環境にある。本物件は、敷地面積が小さいため、ファミリーマンションではなくコンパクトマンションが最適であると考えた。そして、平面計画において、住戸面積の異なる(33m²・35m²・40m²)3タイプを1フロアーに配置し、すべて角部屋とすることで、各居室だけでなく、水廻りにも窓を設けることができた。また、共用内廊下を住居スペースの内部まで組み込むことで、住居内の廊下を最小化し、リビング・寝室の最大化を図った。各タイプの面積をコンパクトにして分譲総額を抑える一方で、専有坪単価の最大値を求め、さらに、早期完売を目指すことを事業のポイントとした。

デザインも住み心地の大切な要素と考え、外観は白を基調としたモノトーンで構成し、やわらかな印象が周囲の緑と調和するイメーシを大切にした。平面構成において、各戸の独立性を重視して、全住戸が角部屋になるように計画するとともに、専有部分の利用効率を高めるため、住戸内の廊下等の部分を最小限に抑え、広いリビングと寝室を確保した。間取りにおいては、角部屋の特徴を活かし、浴室やキッチンにも窓を設け、通風・採光に配慮した。そして、より高い収納力を得るためにウォークインクローゼット、さらに、頭上部分を有効に活用するアッパーキャビネットを全戸に設置した。外構計画では、建物の配置をあえて道路から離し、空間を確保するとともに、駐車スペースの車止めひとつにも気を使い、全体のデザインを損うことのないように工夫した。また、植栽を設けるにあたり、周辺環境に配慮し、公園との一体感を得られるようにした。

本物件は、「駅近」+「好立地」に位置しているため、購入ターゲットを“働くシングル女性”に絞った。「住む側の目線」に立って計画した結果、全戸角住戸・全水廻りに小窓を設置し、上部空間を利用した機能的な収納設備等、コンパクトながらも独創的で、優れた商品力を持つ間取りを実現しました。その商品を全社一丸となって、お客様一人一人に真摯に問い掛けた結果、周辺新築相場より高額にもかかわらず、来場者から高評価をいただきました。また、価格帯も2,580万円台中盤~3,520万円台中盤まで幅広く設定した結果、全世代から支持をいただき、建物完成前の全戸契約を達成しました。