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グローイングスクエア調布ヶ丘

㈱細田工務店

企画・開発部門

当初の計画では、全17区画の分譲住宅で敷地延長の区画が6割以上を占めていたが、賃貸アパート1棟+分譲住宅15棟の計画へ変更したことにより敷地延長の区画が減り、収益性が向上した。高耐震構造に制振性能を融合した「ハイブリッドキューブ工法」を採用、断熱性能は設計性能評価で最高等級4、認定低炭素住宅とすることで、地球と家計にやさしい住宅を提供したほか、敷地延長の区画を地形 よりも利回りが優先される賃貸アパートの企画に変更した発想の転換が高評価となった。

事業コンセプト

駅前再開発が進行し、オリンピック・パラリンピックでも注目を集める「調布」。都心へのスピーディアクセスを可能としながら、自然が色濃く残るこの優れた居住エリアに、「①戸建住宅」:15戸+「②アパート」:1棟8戸を併せた事業を計画しました。子育てファミリー、DINKS、単身者と様々なニーズにお応えできるような商品提供となっています。
計画地の南側は、敷地延長状の変形地となっており、甲州街道から50mの1種中高層住専エリアの高い容積率を有効に活用するため、「②アパート」を計画し、敷地条件を最大限に活かしました。木造での計画とすることで、変形した敷地での施工性と建築費を抑えた計画となっています。
「①戸建住宅」では、整形区画の南側に敷地延長区画の通路を配置し、明るい陽だまり空間を創出した区割り計画としました。都心から「調布」駅前まで続く〈華やぎ〉からOFFタイムに切り替わる“特別な場所”を届けられたら幸いです。

商品企画

「①戸建住宅」では、アースカラーの外壁をベースに、木調のアクセント素材を外壁、フェンス、機能門柱、玄関ドア等に採用することで、ヴィンテージ感のある落ち着いた街並みを創造しました。
プランニングは、広々と使える2~3LDKにて計画。お子さんの成長など、暮らしの変化に合わせて全棟4LDKまで分割して使えるフレキシブルな計画になっています。
高天井の2階リビング、大型ポーチテラスのある家、カフェカウンターのある家等、一邸一邸にテーマを設定し、住まう方のライフスタイルで選べる個性豊かな家づくりとなっています。
「②アパート」は、ファミリータイプ(2LDK)・単身者タイプ(1K、1R)を織り交ぜ、様々なニーズにお応えします。

事業成果

当初、全17区画全て「戸建住宅」の計画を検討していましたが、容積率の高い変形地部分を最大限に利用した「3階建てのアパート」を併せて計画することで、多くのニーズに対する商品提供、区割り改善による商品性の向上、事業収益の改善が図られています。
「①戸建住宅」部分の区割り計画では、敷地延長区画が11→8区画に減少、整形地が6→7区画に増加と商品性があがっています。
「②アパート」は入居募集開始から約4か月で満室となり、販売状況としては、表面利回りを6%とした価格で売り出し、竣工後4か月での契約締結となりました。
事業全体の収益性については、「戸建住宅」のみの計画に比べて、1.6%改善されました。

物件概要

事業主名 株式会社細田工務店
現場住所 東京都調布市調布ヶ丘2-10-8ほか
企画設計 株式会社細田工務店
施工者名 株式会社細田工務店
工事竣工 戸建住宅 令和元年7月5日ほか
アパート 令和元年7月9日

規模概要

敷地面積 91.00㎡~108.02㎡
延床面積 87.91㎡~92.22㎡
構造規模 木造軸組工法地上2階建
住戸総数 15戸

戸建分譲住宅部門

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不動産関連事業部門

企画・開発部門

リノベーション部門