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ソラトカゼト 西新井

株式会社リブラン

不動産関連事業部門PDFダウンロード

「空を感じ、風が通る。体温が伝わり、会話が生まれ、笑顔になれる」という思いを込めたネーミングの東武伊勢崎線「西新井」駅徒歩3分に位置する商業施設。駅と西新井大師を結び、南北で戸建住宅群と大型マンション群を二分するさくら参道に接している。将来の区割り変化にも対応でき、また将来のテナント入れ替え時にも大掛かりな工事が不要となる等の配慮をした構造体とし、南面はガラス張り、屋根素材にもこだわった外観と高い収益性が評価された。

事業コンセプト

新型コロナウイルスの蔓延により、自然換気の大切さが見直される一方で、建築物のつくりようとして自然換気のできない商業施設の多さが浮き彫りになった。また、自然換気に留まることなく、建築物や暮らし方の常識を全て見直すキッカケになるのではないかと考えた。幼少期に体験した団地の商店街での出来事や祖父母の家に遊びに行った際にお菓子を買いに連れて行ってもらった小さなスーパーマーケットは、音や臭い、陳列されている商品との距離感など、40年近く経った今でも鮮明に記憶している。
そんな自分も大人になり、子どもを育てる立場になった今、画一的で地域の特色がない大型ショッピングセンターの記憶が子どもたちにどのように刻まれるのだろうという不安を感じていた。
「空を感じ、風が通る。体温が伝わり、会話が生まれ、笑顔になれる」・・・「ソラトカゼト」は、「空と風と」の先に続く言葉が施設利用者の記憶に残り、生活を豊かにするものであってほしい、そんな思いを込めたネーミングにした。

商品企画

東武伊勢崎線「西新井」駅と西新井大師を結ぶさくら参道は、北側の戸建住宅群と南側の大型マンション群を二分する通りであり、本物件は、この通りに50m以上の間口で接する南向きの日当たりが良い立地である。
土地購入前から第三種高度地区の制限により、2階建又は部分的な3階建になることは判っていたが、現地を訪れた際に北側に高い建物がなく、電柱が地中化されているエリアであることから、2階建水平屋根の建築物にすることで空がより広く見えるのではないかと考えた。
建築意匠は、自由が丘「also Soup Stock Tokyo」のような窓が大きく開けられる商業施設をつくりたいとの思いから、㈲永山祐子建築設計に依頼した。
日影範囲を最小限にするため勾配屋根とし、路面店であるメリットを活かして南面はガラス張りとした。1階テナント区画を仕切る壁の一部を透明FIXガラスにすることで、リーシングラインは明確にしつつ、視覚的にはテナント同士の関わり合いを感じる曖昧さを生む空間となった。また、1階南側サッシより約900mmの範囲(庇下の店先空間)をリーシング範囲に加えることで、物理的に店舗内の賑わいがさくら参道に溢れ出す計画とした。
排煙窓は、建築基準法上、最低限の開口面積とするのではなく、建築意匠との一体化、日常的な自然換気への利用が促されるよう計画した。
サイン計画のほか、ガラス面に設置するカッティングシートのデザイン、張り紙の禁止等、意匠規制をつくることで竣工時の景観が、将来にわたり維持されるよう、各テナントと設計段階で共有した。

環境配慮

真夏や真冬以外の季節には、自然換気により空調に大きく頼らない計画にしたいと考えていたが、現在、感染予防対策から、南側サッシを大きく開けて営業しているテナントもある。
将来、テナントの入替えが生じた際、区画割りの変化にも対応できるよう、建物北側に構造ブレースを集約し、南側は柱のみで支持される構造とした。また、現在1階には3テナントが出店しているが、小割りにして最大6テナントまで出店ができるよう、ガス、給排水、電気などの設備を用意した(現在、使用しないところは閉栓している)。
屋根素材について、足立区の基準では近隣配慮の観点から暗めの色合いを薦められたが集熱による室内環境への影響に配慮し、明るめの色合いを選定した。

事業成果

令和2年7月、リーシング会社協力の下、足立区周辺を中心に出店申込みを開始。新型コロナウイルスの影響もあり、出店見送りとなったテナントが多かったものの、「子どもが笑っている商業施設」という計画当初の構想を具現化するテナントを集めることができた。
足立区周辺では有名なテナント出店もあり、開業前から写真を撮る通行人の姿が多く、地域住民の期待度の高さを感じていた。
小児科クリニックと調剤薬局は、厚生局の申請の関係から約2週間遅れの開業となったものの、令和4年10月14日の開業日は、ベーカリー、カフェに1時間以上の列ができるなどの大盛況となった。また、開業日に併せてオリジナルエコバック(2日間で1,000枚を配布)も準備したが、両日共に30分で配布が完了した。
開業して2か月経過した今も地域住民を中心に賑わっている様子であり、本物件を訪れた利用者からは「足立区にもっとこんな建物やお店ができて欲しい」との声を聞くことができた。

物件概要

事業主名 株式会社リブラン
現場住所 東京都足立区西新井栄町2-4-10
企画設計 有限会社永山祐子建築設計
施工者名 TC神鋼不動産建設株式会社
工事竣工 令和4年9月21日

規模概要

敷地面積 893.73㎡
延床面積 1,164.23㎡
構造規模 鉄骨造地上2階建

戸建分譲住宅部門

中高層分譲住宅部門

不動産関連事業部門

企画・開発部門

リノベーション部門