パレステージ鴨宮Ⅱ
日神不動産㈱(㈱日神グループホールディングス)
中高層分譲住宅部門 (大規模)PDFダウンロード
戸建中心の「鴨宮」駅周辺エリアに供給された11年ぶりの分譲マンション。デザインは、約93mある南道路と平行に配棟することでシンプルな形状で上品かつスタイリッシュに水平ラインを活かしたファサードとし、東南の角には大きく張り出した2段の庇を設けて、迎賓のエントランスアプローチや車寄せを配置した。あえて容積率を消化せず、階数を抑えた計画とし、駅近の立地にもかかわらず購入しやすい価格設定とした結果、全96戸を11か月で完売した。
画像ギャラリー
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外観全景
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南側外観(夜景)
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エントランス
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エントランスホール
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ワークラウンジ
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EV 車充電スペース・来客用駐車スペース
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LD・洋室(J TYPE)
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LD・洋室(A1 TYPE)
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バルコニー
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玄関・廊下(K TYPE)
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ポーチ(J TYPE)
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キッチン(K TYPE)
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ユニットバス(K TYPE)
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パウダールーム(K TYPE)
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トイレ(K TYPE)
事業コンセプト
事業コンセプトは「地域を活性化させる町のシンボルレジデンス」。
最寄りである「鴨宮」駅周辺は戸建住宅中心のエリアであり、平成 24 年1月竣工のマンション以来 11 年ぶりの分譲マンションとなっております。10 年以上新築マンションが分譲されていないことからマンションを望んでいる潜在顧客がいると考え、本物件の居住者によって賑わいが生まれ地域活性化につながってほしいという想いを込めて駅近徒歩4分、総戸数 96 戸のマンションとして企画しました。
当初の計画では 98 戸のマンションとして事業計画を組んでいましたが、11 年ぶりの分譲マンションを企画するに当たり、街のシンボルにしたい!と思い県道に面する東南の角に住戸を1つ減らして吹抜けのあるシンボリックなエントランスとし、リモートワークや学習の目的にと様々な利用が可能なワークラウンジも住戸を減らして計画しました。
また、車社会が根強い地域の特徴に合わせて、居住者用駐車場以外に来客用駐車場3台、車を持たず必要な時に利用できるカーシェアスペースを1台、エントランスアプローチには車寄せを設置することで、大規模分譲マンションならではの計画としました。
商品企画
本物件は戸建住宅中心の街に「シンボルレジデンス」をコンセプトに企画しました。地域を活性化させるべく、デザインは都心に佇むレジデンスを感じさせるファサードとしました。
約 93m ある南道路と平行に配棟することでシンプルな形状で上品かつスタイリッシュに水平ラインを活かしたファサードとし、東南の角には大きく張り出した2段の庇を設けて、迎賓のエントランスアプローチや車寄せを配置しました。この吹抜けのあるエントランスは、街のシンボルレジデンスとして大変注目を集めました。また、自宅でもなく職場でもないリモートワークに対応したワークラウンジを企画し、多彩なニーズに応えられるようにしました。
住戸は2LDK から4LDK の間取りとし、リビング横の洋室との仕切りをウォールドアとすることで、お客様のライフスタイルに応えられるようにし、エントランスホールのオートロックはハンズフリーで解錠でき、住戸の玄関ドアも鍵を取り出さずに施解錠ができるように暮らしやすさも高めて計画しました。
事業成果
スケールバランスを考慮して建物規模をあえて容積率を消化せず、階数を抑えた計画とすることで、昨今上昇している建築費からの影響を抑えることができました。
そのため駅近の立地にもかかわらず購入しやすい価格での分譲が可能となり、コンセプトである「地域を活性化させるレジデンス」として、多くの方に興味を持っていただきました。結果として全 96 戸を 11 か月で完売することができ、反響歩留まりは 16% となりました。
また、当初の狙いとおり購入者の9割ほどが小田原市在住の方や鴨宮に縁がある方であったことから分譲のタイミングや企画・デザイン、価格といった総合点が購入者のニーズに当てはまったと考えております。建物竣工後、現地にいると道行くほぼ全ての人が本物件を見上げていました。新しい街のシンボルとして地域の活性化につなげられたと考えております。
物件概要
事業主名 | 日神不動産株式会社 |
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現場住所 | 神奈川県小田原市南鴨宮 2-50-17 |
企画設計 | 株式会社日本エーコン一級建築士事務所 |
施工者名 | 株式会社レジテックコーポレーション |
工事竣工 | 令和6年3月8日 |
規模概要
敷地面積 | 3,910.52㎡ |
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延床面積 | 6,340.82㎡ |
構造規模 | RC 造地上5階建 |
住戸総数 | 96 戸 |